続!激安カニ通販業界、3つのカラクリ
前回3つ目のカラクリとして「キロ売りだから安くできる」と書きました。そこのところを様々な通販ショップがホームページで説明してくれていますので、カンタンにまとめてみたいと思います。
知らなかったら損をする!覚えてお得にカニ堪能!
実際、「殻(から)」は重さの半分、いや、もっとあると思っておいた方が良いです。よく重さ売りをしていて、何個入りか書いていない場合がありますが、こういう場合、過度な期待は禁物です。思ったほど「食べごたえない!」って思うかも・・・。安いのには「ワケ」があるんです。世の中甘くないですね。
ただ、だからといって「だまされた!」というのはもったいない!実際その「ワケ」を差し引いても「激安品」がありますので。
殻の重さを考える!
たとえば、「タラバガニのボイル」なら身の量は売ってる重さの4割*と考えて、「身を一人200g食べるとすると4人なら800g、商品の重さだと2sか。うん、これなら他の店より安いな」とか考えたら失敗しないんじゃないでしょうか。
*参考サイト:簡単!栄養andカロリー計算
殻の少ない部位のものを選ぶ!
カニ鍋するときに人気のズワイガニのカット済み・むき身のものですが、むき身と言っても殻が半分ついている「カットもの」、殻は持つところだけのもの、など色々です。もちろん、殻が少なければ少ないほど同じ重さでもその分「身」が多いですよね。
あと、むき身でも、脚だけのもの、爪とか肩肉も入っているものでも「身の食べごたえ」はぜんぜん違います。まあ、ズワイガニむき身で「脚だけ」はその分高いですけど。
生冷凍むき身1s (殻半分あり) 爪・肩肉あり 5,979円 |
生冷凍むき身1kg (殻は持つ所のみ) 脚肉のみ 7,900円 |
*値段は2018年11月12日時点。
同じ重さなら数が少ない方を選ぶ!
例えば、同じ3sの姿ボイル(一匹丸ごと茹でたもの)のズワイガニでも6尾入りと4尾入りなら明らかに4尾入りの方が身が多いです。
実際は、同じお店で「6尾入り」と「4尾入り」を同じ値段で売ってることはないですけど、違う店同士を比較するときには、重要なチェックポイントです(このくらい知ってますか)。
「食べてみたら、身がスカスカ!」なんて話、よく聞きますよね。「これも重さの割には身が少ない」って話です。それだけにカニ業界では「堅ランク」なんて身入りを保証する規定があったりします。
ちょっと説明すると、「堅ランク」というのは身入りの多い、少ないを判別する等級のことで、牛肉の「4等級」、「5等級」みたいなもんでしょうか。
「堅ガニ」と認められるものは、身入りが9割以上とされていますから、いわゆる「パンパン!」に詰まっている状態のものですね。
これが、スーパーで出回っているような格安カニだと、脱皮したての痩せ細ったカニが多く、身入りが5割以下だったりします。いわゆる「スカスカ」ですよね。
こういうのを激安品として出すことは今時の通販だったらめったにないとは思いたいですが、どうしても気になるのだったら、「堅ガニ」と明記しているものを買うに限りますね。
北海道産毛ガニ 400gx2杯 5,980円 値段〇 |
北海道産毛ガニ 400gx2杯 8,400円 実績◎ |
北海道産毛ガニ 400gx2杯 7,200円 保証〇 |
お店で見るカニはほとんどが「冷凍」だと思います。この場合、氷がカニの表面を覆っていますよね。俗にいうグレーズ(グレース)とかいうものです。
これはカニの身が乾燥してパサパサにならないよう、冷凍焼けを防ぐ役割を果たしています。これは絶対必要な氷です。
どのくらいの重さがあるかというと、大体1割前後の重さを占めていると考えたほうがいいと思います。(検証記事はこちら)
私がすすめているお店では、「含めている」場合は記載があります。たぶん「重さが違う」ってお客さんからのクレームがすごかったんでしょうねえ。
なお、含めていない場合は書いていなかったりもします。アピールポイントになると思うんですが、「そんなこと当たり前すぎて言いたくない!」ってことなんでしょうか。
そしてカニ通販でももう一つの氷があるそうです。「かさ増し」の氷です。
今時こんなことをすれば、すぐに「炎上!」する世の中ですから、実際は「1回だけ儲けて、すぐ逃げちゃおう」といった限られた業者がやるんでしょうね。
だから目利きの基準として、継続的に商売をしてるのか、実績を見た方がいいかもしれませんね。
このサイトでは皆さんに代わって、評判の有名業者22ショップの実績を見てますので、気になるお店が見つかったら参考にしてみてください。
「かに親分」はそんなセコイことしないそうです。
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