タラバガニの美味しい食べ方
タラバガニは冬のごちそう。年末年始は特に楽しみにしている人が多いんじゃないでしょうか?あらためてどんなカニなのか簡単に説明します。
どんなカニ?
大きくなると1m以上になる大型のカニで、70−80p程度のズワイガニよりも大きいです。
- タラ漁で一緒に獲れていたため、「鱈場(たらば)」カニと呼ばれるようになったとか。
- 日本で出回る代表的な産地・輸入原産国はアメリカ(アラスカ)、ロシア、カナダ。国内では北海道ですが、最近ではほとんど水揚げされません。
- なお、「カニ」と呼んでいますが、生物学上はカニよりもヤドカリの仲間と言われています。
食べ方は?
- 食べる場所は、主に脚(あし)の筋肉。蒸したり、ボイルしたり、焼いたり、生をしゃぶしゃぶにしたり。そのボリュームのある身を口いっぱいにほおばると、ほど良くほぐれて、甘い!
- カニみそは食べません。元々、大きい体の割にはほとんどみそがありませんし、ゆでても固まらずほとんど流れてしまいます。ただ、「活き」で手に入れた時は、絞める際に取り出し、フライパンでソテーして食べると美味だそうです。
- 内子(うちこ)は美味しいですが、外子(そとこ)は食べるのに向いていないとか。
お店で売っている形態
脚のボイル
- 一番人気ですね。重さ単位だったり、脚の数単位で売っていたりします。
- そのまま食べても美味しいし、焼きタラバも最高です。
姿ボイル
- 丸のままをゆでたものですね。オスの方がメスよりも高いです。メスは身のつまりがよくないと言われているそうです。その分、内子(うちこ)がついていますが。
- 繰り返しになりますが、カニみそは食べられません。
むき身・ポーション
活き
- 生きたものが売られています。
- 解体するのが面倒ですが、茹でたてを食べられるのは「活き」だけ。最高の甘味が堪能できます。
- お刺身は高級料亭でしか味わえないそうです。
アブラガニとは?
- タラバガニとよく似たものとしてアブラガニという甲殻類がいます。日本では、アブラガニをタラバガニと偽装して販売している店が問題になりました。
- 実際のお味は、タラバガニとそん色なく、値段も安いので、指名買いのお客さんもいるそうです。
関連記事: