毛ガニ、ズワイガニのカンタン「目利き」!
カニはめったに食卓には並ばない、ごちそうです。
特に毛ガニ、ズワイガニを丸一匹!買う時は高ーいですからぜったい失敗できません!!!
こんな身がぎっしりの毛ガニ、ズワイガニを買うためのカンタンな目利き方法をご紹介します。
『堅ガニ』を選ぶ
- カニは、一生のうちで何回も脱皮を繰り返し大きくなります。
- 脱皮時にはエネルギーを消費するので身がスカスカになってしまいます。
- 脱皮時の目安は、甲羅(こうら)の堅さで見極める事ができます。
- 脱皮して間もないカニは甲羅(こうら)が柔らかく、「脱皮ガニ」や「若ガニ」と呼ばれます。
- 脱皮して月日が経ったカニは「堅ガニ」と呼ばれ、甲羅の堅く、身が詰まって「ずっしり」していますので「堅ガニ」を選ぶようにしましょう。
「堅ガニ」を見分けるには?
- 甲羅(こうら)を指で押してみて堅いか確認する。(あんまりやると怒られそうですけどね・・)
- 甲羅に「フジツボ」や「カニビルの卵(甲羅に付いている黒い粒々)」が付いているかどうか、も判断基準になります。これらは堅いモノにくっつく生き物だからです。
*カニビルの卵・・・カニビルは海に住むヒルの仲間。カニの甲羅に産卵場所に選ぶのみで害はありません。一般にカニが脱皮してからの月日が長くなるほどその数が多くなります。
甲羅の色が『真っ赤』なものを選ぶ
- かにの色は鮮度のバロメーターです。
- かには鮮度が命といっても良いほど悪くなるのも早い食べ物です。
- 甲羅(こうら)の色が真っ赤に染まっているかにを選びましょう。
- ゆでたあと時間が経過したものや、解凍がうまくいかなかったものは甲羅の色が鮮やかな赤色をしていません。
『腹側』を見せてあるものを選ぶ
- 店頭などで甲羅(こうら)を上向けて並べてあるのをよく目にすると思いますが大きな間違いです。
- 甲羅が上向けになっていると中のカニみそが身の中に流れ込んでしまって、せっかくのカニ味噌が台無しになってしまっています。特にカニ味噌が多く詰まっている毛がにに関しては、必ず腹側を見せてある物を選んでください。
- 中々こんな店ないですけど、逆にその程度の気遣いもない店で買うのはやめましょう。それだけ高いモノですからね。
腹側が『あめ色』のものを選ぶ
- 腹が白いカニは身入りが悪いものが多いと言われています。
- 黒っぽく見えるものもダメ!ゆでた際にカニみそがしっかり固まらず、外ににじみ出てきている可能性があります。ズワイガニでよくあります。せっかくの美味しいカニみそが台無しになっている可能性が高いので注意して見ましょう!
- ほんのり「あめ色」がかったものが良いとされています。色々ひっくり返してチェックしてみてください(あんまりやると怒られそうですが)。
『重い』ものを選ぶ
- これは常識ですよね。同じ大きさのカニだったら重いほうが身入りが良いですよね。逆に言うと同じ重さなら小さい方が身がぎっしり入っている可能性があります!カニは甲羅が重いですから。甲羅の大きさにだまされないように!
- スーパー等で包装されていて「腹側」をみるのが難しい場合は、「堅い」、「重い」物を選ぶようにして下さい。
『鮮度』を見極める
- ゆでがにであっても、鮮度が大切!ですよね。ポイントは、甲羅の表面やカニの脚の付け根。触ってみてヌメリがある場合は、鮮度が悪い証拠です。
いかがだったでしょうか?試しに近所のスーパーでチェックしてみてください!
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