「堅ガニ」、「3特、4特」とは?
カニって家に帰って開けるまで「当たり」か「はずれ」か分からないですよね。心配です。
「身がスカスカのカニを売りつける悪徳業者もいるらしいし、そんなのに当たったらどうしよう・・」不安です。どうしようもなく不安です!
実は、これはかに業者にとっても困ったこと。
ひどいカニを安く買いたたいて「北海道産のとれたての毛ガニだよー!」なんて売っている一部の業者のせいで、お客さんが「カニって高い割にハズレもあるから敬遠!」なんてことになると、多くの良心的に商売している業者まで売り上げダウン!です。
そこで、業界としてカニの「身入り」の指針となるランクを決めました。牛肉でいうところの、A4ランクとかA5ランクみたいなものです。
それが「堅(ランク)」だったり、「3特、4特(とく)」なんです。
堅ガニとは?
- カニの身の詰まり具合を示す基準として、「若蟹(わかがに)」とか、「堅蟹(かたがに)」といった業界規格があります。
- 脱皮ガニ→若ガニ→若上ガニ(わかじょうがに)→堅ガニの順でランクが上がります。
- カニは脱皮を繰り返す生き物です。「脱皮ガニ」というのは脱皮したてのカニ。脱皮したてのカニは体力を使い果たして筋肉がやせ細っていますから、身のつまりがよくありません。その身の詰まり方=「身入り」が6割未満のものを脱皮ガニと呼び、「むき身」にして加工品になったりするのが多いです。
- スーパーでも「特売」で売ってたりもしますので「脱皮ガニ」に手を出すと「身がスカスカだった」、「カニみそ、入ってない!」ってことになるんでしょうね。カニ専門店でも「訳アリ」として安く売ってたりすることも。
- 「若ガニ」は脱皮ガニよりは一ランク上です。一般的に最も多く流通しているカニではないでしょうか。スーパーでも高級品として高く売られていて、身入りも6〜8割。普通に美味しくいただけます。ただ、人によっては「スカスカ?」と思うかもしれませんね。
- それよりワンランク上が「若上ガニ(わかじょう)」です。ここら辺まで来ると殻(から)も堅く、身入りも8〜9割と「詰まって」います。デパートとかにおいてあるレベルですね。「若極上蟹(わかごくじょうがに)」と呼ぶ場合もあります。
- そして、最高ランクが「堅ガニ」です。脱皮を終えてから時間が経ち、殻(カラ)が「ガチガチ」に固くなったカニです。身入りが90〜100%と「パンパン」に身が詰まってます。主にギフト用として使われたり、料亭など高級店で使われる希少なカニです。
3特?4特?
- さらに、堅ガニの中でも、1特<2特<3特<4特とランクがあり、各漁場の漁業組合が身入りで評価しています。もちろん数が大きい方が上級です。
- 一般的に、1特や2特はスーパーなどの量販店でも見かけるもの、3特となると高級料亭で出されるものとされています。
- 4特となると超希少なため、あまり出回っておらず、たまに手に入れた料理屋さんが常連のお客さんにだけ提供します。裏メニューのような扱いですね。
堅ガニで3特・4特のカニを取り扱っているお店
- 私が調べた22軒の評判のカニ通販ショップのうち、たった4件だけでした。
- これらのお店はすべて北海道の実績ある確かな業者さんです。
北海道産毛ガニ 450gx2杯 5,980円 保証・値段◎ |
北海道産毛ガニ 400gx2杯 8,400円 実績◎ |
北海道産毛ガニ 400gx2杯 7,200円 保証◎ |
北海道産毛ガニ 堅ガニ/3・4特/活 500gx2杯 9,700円 品質・実績◎ |
*値段はすべて税込・送料別。2018年11月23日時点。
**「活(かつ)」ガニは時期によってない場合もあります。
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